相続人に認知症の方がいる場合、ちょっと考えておかなきゃ(1)

FP

私の知り合いの話で恐縮ですが、友人夫婦は、奥様の実家から程近いところに住んでいます。
奥様の実家にはご両親が健在で夫婦ふたり暮らしです。

お父様はとても良いことに元気なのですが、お母様が軽度の認知症のため、奥様もたまに実家に戻ったりはしているものの、基本老老介護という状況です。
この先のことを考えるとふたりとも高齢なので介護とあわせて相続も考えなければいけません。

奥様もそこは認識はしてはいるのですが、当然自分の父親のことはよく知っていますから、こと相続の話となると、なかなかその話を自分の父親にすることに抵抗があります。
まあ、当然ですよね。

さて、もし仮にお父様が亡くなった場合、その相続はどうなるのか。
相続は大きく3つあります。

 ・法定相続       民法で決められた人が決められた分だけもらう相続
 ・遺言による相続    亡くなった人が遺言書により相続の内容を決める相続
 ・分割協議による相続  相続人全員で協議して遺産の分割方法を決める相続

相続人に自身での判断能力が困難な状態の認知症の方がいた場合、以下の問題が発生することがあります。
 ・分割協議において後見人を付けないと分割協議が進められない
 ・相続人名義の不動産が売却できない
 ・預金が下ろせない、などなどなど

例え実の子どもが銀行窓口に行って事情を説明しても取り合ってくれません。
基本的には成年後見制度を利用するしかないです。
この制度、結構使いにくいです。
成年後見制度は、あくまでも「本人のため」が基本ですので、生前贈与などの相続対策や資産の活用には対処してくれません。またその後見人に対してのランニングコストもかかります。

これって結構、親を支える家族が困ることが多くなるんですよね。
友人の相談にのっていろいろ調べると次の制度がうまく使えそうだとわかりました。

「家族信託」

次回はこの話をしたいと思います。
ではまた!

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